「ウィーン ミュージカル コンサート」アンドレ バウアーさん
2008年5月梅田芸術劇場だけで上演されました。
描いたのは、2006年にウィーンで観た「MOZART! MUSICAL IN CONCERT」のお二人。
レオポルト:アンドレ バウアー
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:カリン フィリペック(読み方が分からない)
レオポルトは父親の立場より、一人の芸術家として息子の才能に嫉妬し、自分にはできなかった都会での活躍の可能性を素直に信じられない、応援できない苦悩を強く感じました。
男爵夫人は上から目線で、まさに貴族という高慢さで、レオポルトの心をかき乱します。貴族が職人(音楽家は職人と位置付けられていた)に、息子の才能を潰すなと言い放ち、ウィーンでヴォルフの神童復活を支援したら、社交界で自慢できるという腹黒さもうかがわせます。
まさに、大人の駆け引き。二人の美声が絡まりあって、スリルに満ちた蛇と蛙の図。稲光、飛んじゃいますよ。
アンドレさん、すっごいしかめっ面(笑)。
アンドレさんは「エリザベート」ではフランツ皇帝を演じているので、日本の天皇を描いてみました。
つい最近、京都から東京へ即位のために運ばれた高御座です。正座じゃなく椅子なんですよね。
日本に来てくれて嬉しいと伝えたくて、悪乗りしてるな、自分。名前を漢字に充てるのがジャパンっぽいよね、と張り切って考えたんだろう(覚えてないけど)。
扇に「安堵礼(あんどれい)、平成二十年、皐月、二十五日、大阪」と書きました。
0コメント